対等な「立ち位置」と、相手を尊重しているかどうかが大事

私はたまに山にのぼっていて、取材で登山をしたこともある山好きです。

2年前までは高尾、秩父、奥多摩あたりを気軽に日帰り縦走をしていましたが、最近では北アルプスや奥秩父などへ1泊するスタイルへとレベルUPしております。

なぜか以前よりも体力が落ちたような気がするのは、夏のくっそ暑い低山でのトレーニング(のつもりもなかったが)をやめてしまったからだろうな。

さて、山を訪れるとその道のプロや先輩たちがたくさんおります。経験値による知識が豊富な人が多く、会話をしてみると貴重な情報が得られたりもします。

「猿が出るぞ。身体の小さな女性を狙ってくるから気を付けろ!」とか、「この先に厚めの残雪はあるけどアイゼンはつけなくても大丈夫だったよ」とか、その日の山で何が起こっているかとかも教えてもらったりもします。

ですが、これまた山によく出没する人種で、ちょっと迷惑なタイプがいるんです。その名も「妖怪うんちくおじさん」です。

その生態はその名のとおり、うんちくを語り続けます。しかも、役に立たないうんちく。

過去の栄光とか、自分はどのくらい山歩きをしていて、どの山へ行ったとか、あのときは死ぬかと思った!的な武勇伝とかを語りたがります。聞き手の得になるような落としどころもない。

それはまだいいほうで、若者=ダメなヤツと決めつけて、上から目線で装備のダメ出しを始めたり、ふふんとバカにしたような態度を取り始めたりします。

品性もなく、私が普通に地味な恰好で歩いていても「ほらほら!山ガール山ガール」と指さしてきたりw 藪から出てきた動物じゃねぇよ!っていうね。

本当に山慣れていて知識も豊富で、登山を心から楽しんでおり、多くの人に登山を楽しんでもらおうという気持ちのある人は、そんなことはしません。何気ない会話の中にも、相手を尊重しているのが伝わってきます。

ムダに知識をひけらかすのではなく、聞かれてはじめて説明するし、それもやっぱり相手と対等な立ち位置で話します。それこそ、真の熟練者だなぁと感じるのです。

普段の生活でも、同じことです。過去の栄光とか、苦労自慢とか、他人が聞いてうんざりする話をする人や、求められてもいないのに上から目線で高説を垂れる人がいます。

言ってみれば、自分も「妖怪うんちくおじさん」になってしまう危険があるのですよね。だれしも社会生活では、自分が「上の人」「先輩」として接する機会があります。

そういったとき、どういった態度をとるのか…反面教師として「妖怪うんちくおじさん」に学ぶことはできるのです。

みんな自分より能力のある人の前では、知識をひけらかすようなことはあまりしないかと思いますが、私の場合は、通り越してなんも知りませんモードになりますww

相手がどんな人かわからなければ、自分よりも知識が浅かろうが、知らないフリをしたりもします。これが正解かは分かりませんけどもね。

だた、ひとついえるのは、自分よりもたくさんの知識を持った人にたくさんしゃべってもらって、新しい知識を得られるほうが何倍も得します。

自分が知っている内容だったら、知識の整理になります。説明のしかたも、学ぶことができます。

たまに、自分よりも知識のある人に対しても、知ったかぶりをしたり強がってみたり、張り合ってみたり、自分が知っているものへ引き込んで強引にしゃべろうとする人がいますが、「損しているなぁ」と感じます。

一方、自分よりもまだ知識が浅いと思われる人に対しては、その分野で「後輩」だったとしても、もしかすると私の知らないことを知っているかもしれないし、視野が違っていて面白い切り口を持っているかもしれないので、相手の話す内容もはじめから上から目線で聞くのではなくて、よーく耳を傾けることが大事だと思っております。

何か自分から話す機会があった場合は、その人が知っているていで、かつ知らなければそこで学べるくらいの難易度で話すようにしています。

その場一瞬のプライドの満足のために、求められてもいない話をべらべらしゃべったり、相手に張り合ったりするよりも、相手の考えやアイデアを聞くことによって、自分もインスピレーションを得たり、相手も聞いてもらって嬉しいなら、そっちのほうがお互いにとってためになると思うのですよ。

当たり前のことですけど…、なかなかできていない人がいるんですよね。私も含めて。

とはいえ…はるかに知識も経験も豊富な人に、「あなたの話をフラットに聞きますよモード」でこられると、緊張して何が何だかわからなくなりますね…www

そのへんは、うまーくやっていく必要があるだろうな。

あと、よく聞いているフリをしていても内心バカにしてる様子っていうのは、不思議なもんですけど、微妙な空気感で伝わるものです。せめてその「共有している時間内」だけでも、相手を心から尊敬し、尊重して耳を傾けることが大事ですね。

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