電子ピアノに限界を感じ始めるのが思ったよりも早かった。

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音楽映画は好きでよく観るんですが、先日Amazonプライムでパガニーニを描いた映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』を観ました。ストーリーはよく覚えてませんwそれも相まってデイビット・ギャレットのプロモーションビデオのようでした。バイオリンを弾く姿ってクールですよね。

映画でパガニーニの演奏を聴いてる父子がちらりと映るんですけど、リスト父子だろうか!?と乗り出してしまいましたが、映画内で彼らの身元は明らかにはなりませんでしたwでも年齢がちょっと違いそうだから人違いかなー?

というのもですね、リストはパガニーニの演奏に衝撃を受けて、「自分はピアノのパガニーニになる!」と言って猛練習をしたというエピソードがあるのです。後年作った「ラ・カンパネラ」はパガニーニの「鐘」が元ネタですね。カンパネラも鐘って意味ですけどもw

超絶技巧でヨーロッパを圧巻したリストの人生は、ほかの作曲家にくらべて(とくによく比較されるショパン)あまり語らられることがない、文献も少ないのはいささか不思議だ…なぜだろう?という疑問からうまれた本が『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』。タイトルがすごいけど、食わず嫌いをせず読んでみると面白いです。単にリストの人生を追うというより、19世紀ヨーロッパの時代背景における様々な特徴を手掛かりに、リストの活躍を考察している本です。専門書ではないので、さらさら読めます。

ピアノ発表会も無事おわり、ちょっとした燃え尽き症候群に陥ってるので、やる気を高めるためにピアノ関連本を読み漁る予定なのですw

前置きが長くなりました。

最近は人生で一番ピアノにはまってるのではないかと思うほど、私のピアノ熱がアツいです。いわゆる「大人の再開組」でレッスン再開してから2年になりました。

安物の電子ピアノ(でも価格の割に優秀なKORGさん)でだましだまし楽しんでましたけど、ここへきて限界を知ることになり、ピアノか高性能な電子ピアノを買おうかなぁと思っているところです。ピアノだと、東京で防音完備するのにお金がかかりすぎるけど…。

電子ピアノで満足できればいいんだけど、やはりスタジオなどでグランドで練習すると、私のようなシロウトでも、あきらかに手の動き、音が変わるんですよね。自己満足とえば「まったくもっておっしゃるとおり!!」なんですけど、ささやかな自己満足を重ねていくことこそが人生を楽しむコツじゃーないでしょうか?ねぇ?w

私は5歳くらい?のときにピアノを習い始めて、子供時代だけで10年間続けてきたわけだけど、ちっとも練習には取り組まないダメな生徒でした。

レッスン嫌いだったのは、先生との相性もあんまりよくなかったのもあります。品の良いおばあちゃん先生で、基礎みっちりでほとんど曲を弾かせてもらえなかったけど、今でも客観的に「指がよく動く」「一つ一つの音がちゃんとしてる」「粒がそろってる」って言ってもらえるのはきっとその先生のおかげなんだろう。もちろん、今の先生もかなりしっかり指導してくれてるのでその賜物であることには間違いない。

今はもう大人なので私も人並の社交性は身につけましたが、小さいころは本当に何を考えているかわからない子だったと思います。今も手を抜くとそうなるけど。実は、ほぼ同時期に始めた美術教室のほうが好きで、何やっても褒めてくれるからそっちに夢中でしたww

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練習嫌いのくせに、ハノンの音階を狂ったように弾くのが好きでした。「つまらない」と言われるチェルニーも気に入ってたし、子供にしては変わり者だったのかもしれない。

逆に、課題曲に対して「曲想をつける」ということに対してなにか罪悪感のようなものを持っていました。感情をこめて弾くことは恥ずかしいという感覚かなぁ。曲想をつけることイコール感情を込めるということではないのだけど、どうしてこう弾いたの?というときに感情的な説明をするのが恥ずかしかったことがあります。(今では逆転現象が起こってます…それが大人になるってことなのだろうか?w)

一方で、ほとんど機械的になれるような曲のほうが好きなのは、もしかすると子供ながらに「無心」になれる時間を求めていたのかもしれません。ピアノを奏でるということは、私にとって大きな癒しだったのです。それはいまも変わっていないはずなんだけどね。

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再開したきっかけは、ご縁によるものが大きいのです。ピアノのみならず音楽はずっと聴いていたし、ピアノ以外のコンサートにも足を運んでいました。ピアノをまた弾きたいなぁという思いはあったけれど、実家のアップライトは処分されてしまっていたし、教室を探すのも大変だしなぁと腰が上がらずで、ブランクも10年以上経ってしまって、どんどん遠い存在になってしまったのです。

だけど、ふと何気ない会話のなかで、友人の知り合いがピアノ講師をしているというので、紹介するよー!と、ささっと連絡をとってくれちゃったんですよ。連絡とってくれちゃったらもう、話を進めるしかないでしょwとんとん拍子でレッスン日が決まりました。持つべきものは友ですなぁ。最終的には場所や条件をすりあわせの上、その方の同級生を紹介していただき、師事することになりました。んで、今に至るわけです。

何がいいって趣味って純粋な楽しみのために出来るってことですよね…。

とりあえず、レッスン再開前に買った安価な電子ピアノを使い続けて2年、練習もそこそこな感じで相変わらず進みは遅いまま…。まさに亀の歩み状態ですけど、それでも私のレベルは着実に上がってきているようで、電子ピアノでも上達するんだなぁと驚いてますw

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しかし、昨年発表会に出てみて、やっぱり電子ピアノじゃ限界があるなぁと実感してしまいました…。「巷でそう言われているから」「周りに言われた」というのではなく、自分が実感してしまうことが一番ツライ。

グランドと電子ピアノじゃタッチも音も違いすぎて、発表会に出るというのが恥さらしみたいになるわけですよwガチャガチャしてしまう。もっと言ってしまえば、スタジオで借りたグランドとアップライト、両方で同じ曲を録音してみたのですが、音が全然違うんですなー。

だから、今年の発表会はできるだけレンタルスタジオで練習を重ねてから臨んで、結局完璧に弾けたわけではないのですが、できるかぎりの自分にとってのベストを尽くした(単純に練習を頑張った)からなにも悔しくないというか…もうやり切った充実感のほうが大きかったです。やるだけやると、充実感しか残らないんですねぇ。もちろん、下手くそなので改善点は弾くたびに見つかるんですけどww

作曲家研究と称して書籍を買いあさったり、ミュージアムへ行ったり、コンサートに足を運んだり、旅行するのも楽しいしねぇ。これだけ打ち込める趣味があってよかったなぁと思います。音楽が仕事ではないけど、たしかに生きがい(生きる楽しみ)として私をいやしてくれているのです。お金かかるけどねw

私はほかの趣味もそうなんだけど、一人で打ち込む系が多いんですよね。オノレとの闘い系。基本、ボッチ。個人的に、だれかと何かをする系は、打ち込めないぶん趣味とは言わない気がしていてですねw まぁ山登りとか、乗馬も、家族や友人と行くとたのしいからなぁ。

それぞれ仲間がいると視野も広がるし、価値観も熱意もさまざまで勉強になることが多いですね。ピアノも、それこそ愛好家はたくさんいて、その数だけ音楽の解釈があると思えば興味深い世界です!「音楽をあじわう」「音楽のたのしさを共有する」という気持ちで交流することで、最高の空気感がうまれると信じています。オノレに向き合い続けた人々が一堂に会し、純粋に音楽愛を共有する…ってなんかいいよね。

とりあえず、生ピアノ(インテリアも兼ねてヨーロッパのビンテージもちょっと気になっている)にするか、高性能な電子ピアノにするか…決めなきゃな。

結局、アバングランドN1を買おうと思いつつ、アップライトb113SG2を購入しました。

その顛末とレビューはこちら→YAMAHAアップライトb113(SG2)を購入したよ。アバングランドN1と迷いつつ。

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