『光の手』は、スピリチュアル・ヒーリング界隈では言わずと知れたベストセラー本。
ヒーラーになるための心得、知識、具体的な症例などが網羅された本で、ちゃんと理解できるのであれば、これだけあれば十分というくらいの大ボリュームなのです。
上下巻あります。
なんか、こういうことを言うのもなんですが、宗教っぽいタイトルロゴが気になるところですけど…w
手に入れてから随分と積ん読のままだったのですが、先日読了しました。
というのも、こういう類の本は「時期」も大事なんだと思うんです。
「本人に準備ができているか?」みたいな。それこそ、共時性(シンクロニシティ)的な。
ヒーラーになりたい人はもちろんですが、ヒーリングとは何か?を知ることができます。
例えば、ヒーリングを受ける人にも、知識としてもっておくとより効果的なヒーリングが受けられるのではないかと思います。
あと、自分の状態を整えるための指南書としても使えるのではないかと思ってます。
単純に、知的好奇心でもありかと。
この本のすごいところは、スピリチュアルとか、オーラとか、エネルギーとか、万人がはっきりと目に見えなかったり、感じとれなかったりするものを扱っているのに、そこに科学的・医学的な知見でもってわかりやすく答えてくれるのです。
著者のバーバラ・アン・ブレナン女史はNASAの元研究員という、バリバリの理系科学者。
医学的、解剖学的な知識もあります。
当然、内容はとっても濃ゆいです。さらさらっと読める代物ではありません。
というか、難しくて理解不能なところもありました。
でも、ものすごくわかりやすい。
どういう意味かというと、自分がなんとなく感じていたもの…、それが視覚化され、理論化され、図解されているという点です。
実際の病巣が、どのように「見える」のかという具体例も載っており、その「原因」も述べられています。
私が人の身体のスキャンを練習した時に見えたものがなんだったのか、考察する資料にもなりました。
身体の不調は、何層もあるオーラのどこかでほころび(ブロック)が生じて、それが肉体レベルにまで降りてきたものとして、身体に兆候が出ている時点ではもう「最終段階」。
つまり、どこかで心や意識に傷を負ったり、それをブロックにしてしまったりして、エネルギーの流れをせき止めてしまい(もしくは過剰に煮えたぎらせてしまい)、同じ箇所における振動数の低い肉体の層までそれが影響してくる、というもの。
逆のパターンもあって、怪我をした場所のオーラも傷ついているのです。
そういったものが、図解でも示されていて、理論と視覚、そして自分の感覚で理解を助けてくれます。
今まで、オーラとかチャクラとかの解説本は色々読んでますが、そういった基礎知識があったから「分かりやすい」と感じたかもしれません。むしろ、表現そのものは「固い」ほうかも。
チャクラについては過去私が読んだ本は、『トゥルー・バランス』
と、『ヒーリングレッスン』。
こちらはオーラの綺麗な人になる、というサブタイトルがついてますが、チャクラを健康にする「自己ヒーリング」の方法が主な内容です。
こちらは平易で明るい文体なので入門として読みやすいです。