アイテム整理・服飾品の目録を作って、数値化してみて分かること

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私は洋服が好きなので、『服飾目録』というものをエクセルで作ってみました。

もしかすると断捨離にも役立つかもしれないので、断捨離カテゴリーにも入れておきます。

 

 

目録。日本語で、カタログ

『目録』なんていうと仰々しいけど、今回作ってみたのは簡単なものです。

 

エクセルで表を作るだけ

アウター、トップス、ボトムス、アクセサリーなどのカテゴリーごとにシートをわけて、あとは自分のわかりやすいように名称、色、季節、購入時期、購入価格、着用回数、最終着用日をポチポチ入力していくだけです。

だけ、ってそれがメンドクサすぎて鼻血出るっていうね。

自分に何かこだわりがあれば、項目を増やしてもいいし、逆に減らしてもいい。

 

んでー、服の総量は少ないと思うし(センスや価格はともかく1群しかいない)、インナー以外はたんすもクローゼットも使っていない私(ショップみたいにハンガーラックにかけてる)ですら半日がかりでしたw

最終着用日とか覚えてないし、着用回数とかもテキトーです。このへんは、完璧を求めないのが続くコツかなと思ってます。

燃え尽きる前にいったん止める!のが長続きのコツ。勉強もそう。物足りないくらいでやめておくのが良い。

とりあえずは、そんな感じから始めます。

 

数値化すると、コスト計算ができる

んでんで、会社などの会計処理のなかに減価償却という考え方がありますね。

それを応用して、コスト計算を取り入れてみようかなと考えてみました。

会計的には、会社が買ったものは「資産」であってお金とモノを等価交換したことになっておりますね。

モノは物質なので、使えば劣化します。これはもう使えないなってなるまでの期間を耐用年数といいます。

使うことによって(年数が経つことによって)資産価値が下がってゆく、という考え方です。

それは、会計的には法律によって対象物の年数がそれぞれ定められております。

耐用年数3年のものを300万で買ったら、1年につき100万の減価償却…というように。

 

 

コスト計算…それは、現実を目の当たりにする行為

単純に上記の考え方のもと、購入価格を着用回数で割って、1回着用時のコストが出すかたちにしました。(会計処理に入れる場合は、まったく違ってきます)

たとえば、すんごい極端な例だけど

10万円のコートを50回着たら1回につき2000円のコスト。

一方で、1万円のコートを2回しか着なかったら1回につき5000円のコスト。

つまり、安物買いしてあんまり着ないで結局捨てる、となると1回分のコストが高いままサヨウナラになってしまう。

しかも、着たときだってあんまりいい気分じゃないんでしょ。なんの罰ゲーム。

こんな感じで、自分が買ったものの客観的な価値が可視化されてしまうわけです。

 

メリットとしては、こうやって見ていくと

ちょっと奮発して買った洋服をたくさん着すぎて劣化してくる…というのも受け入れられるようになりますw

それはともかく、もったいなくてあんまり着なかったうちに流行おくれになっていた…とか悲しすぎますよね。さほど着ていない(楽しんでいない)のに、着られなくなっちゃうほうが私はダメージ受けるなぁ。

 

流行=ファッションということも念頭に置いて

あと、女性の服って流行から外れるとすぐわかるっていうね。高価な靴やバッグも…。(男性もそうなのかな?)

流行アイテムはもちろんですけど、ベーシックなものほど形が変わってダサくなるという不思議。これは自己満足と周囲の環境の問題ですけど…。

あ、あとね、自分の問題なのだけど、正直なところ飽きちゃうんだなぁ。

だから、10年着られるもの!として買うよりも、3年着られるものを買い替えていくほうが私には合ってるかなー。(それは、5年ごとでもなんでも、人それぞれでいいと思う)

年齢が上がっていくことで、今の服が似合わなくなる可能性も視野に入れたいしね。

モッズコートは10年着たけど、若かったからできたことかなぁ。

 

自分にとってのベストを考察するツールになる!

人それぞれ、自分に合った買い方でいいとは思うんですけど、コスト計算はその自分にとってのベストを割り出す指標になるなぁと感じました。

年齢も仕事も環境も違うなかで、自分にとってのベストな「総量」ってみんな違ってて当然だし、一概に数で語れるものではないかなぁと思ってます。

若い子が、「安価なものでいいから、流行のカワイイものをたくさん着たい」っていうのはすんごいわかるし。

コスト計算って合理的すぎて受け付けない人もいるかもしれないけど…、何をするにもお金がかかる世界なので、自分が何にどれだけお金を使っていて、それをどれだけペイしているのか…というのは知っておいて損はないかなぁと思います。(今回は服飾に関してだけですが)

思い出のものとか、プライスレスなものとかはまた別ってことで。

 

私の場合・・・

私がやってみた感じだと、1群の服しかない!って思ってたけど、日々使うアイテムは結構かたよってます。数字で出てくるので、おもしろいです。

(30回着たものと、5回しか着てないもの…というように)

気に入ってお金出して買ったものは、わりかし着てペイできてますが、切羽詰まってイベント用に買ったものとか(上記のものの半額ぐらいのものを買った)はあんまり手が伸びないのです…w

わかってはいたけど、こんなに差が出るのだなぁと愕然としました。もちろん、1回分のコストは気に入ったもののほうが安くなっているわけだ…。

着用回数は偏ってます。全部気に入ってるつもりだけど、偏ってて驚くばかりです。

気に入ってるのに着てないものがあるのは残念なので、次に何かアイテムを足すときにはその着てないものが着たくなるようなものを買い足そうかな、とか考えてます。

 

その他活用法

たとえば、「何年間着なかったら捨てる」などのルール作りににも役立ちます。

自分はひとつのアイテムを何年ぐらい着るのか?をみると、買い替え時期の計画も立てやすいですね。

「あまり着なかったものたち」を見ることで、「デザインは好きだけど自分には似合わない」とか「実用的ではない」とか共通点を見出すことができて、次に買い物をするときに踏みとどまる可能性が増えます。(買わなくなるとは言わないぞw)

 

 

応用:蔵書目録も楽しそう~

応用すると、蔵書目録にもエクセルは使えそうです。

最近は読みやすさ重視で電子で購入することが多いのですが…、電子書籍は「書籍」の購入ではなく「閲覧権」の購入なので、いつその「閲覧権」がなくなる、変更されるかわかりません。

なので、所有しておきたいと思ったものは紙の本でも購入することにしています。電子化されていないものも多いから、そうでもないのもあるけどww

んで、本ってどんどん増えるので(断捨離もするんだけど)、どこに仕舞ってあるかとか一元的に管理できるのは便利だろうなぁと思いました。

図書館のようにナンバリングしておくと、探すときにも便利だし、どういったジャンルのものが多いとか、偏りも数字で見ることができる…。

まぁ、これも趣味ですけどねw