ピアノの譜読みをしていて思ったこと。上達の陰にあるもの。

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先日、ピアノ中級者がレパートリーを増やす作戦を立ててみるという記事を書きました。

年内に、すでに習得した曲に加えて、これから仕上げる曲とを合わせて15曲までレパートリーを増やすという、無謀な挑戦です。

我ながらゴールのハードル高かったなぁとは思うんですけど、ピアノを弾くのはとっても楽しくて、練習をしていると時間を忘れてしまいます。

弾けるようになるには、どうしたらいいかを考えてる時間すら楽しいという…w

 

これってやっぱり基礎をしっかり教えてくれた先生のおかげだなぁと思います。

自分で譜読みすらままならない状態だったわけですが、自分の弾きたい曲の楽譜を買ってきて、譜読みをしていく、自分なりに分析していく、そういうことができる状態になったこと、これは「ピアノが楽しい」と思える大きなポイントだと思うんです。

 

今のレベルで「弾ける(それほど時間をかけずに)」ものと「弾けない」ものの区別がつくようになったのも大きいです。

以前は、「弾ける」ものまで譜読みが難しいというだけで諦めていたこともありました。

もっと言えば、全音ピアノピースの裏にある表を見て諦めてた曲もあるww

 

だから、基礎の部分はプロに任せた方が、近道なんだなって分かりました。

あと、ネットや文献で、理論から補える部分が増えたことも、モチベーション維持になっていると思います。

 

 

まだまだ、上級曲には及びませんが、時間をかけることを前提であれば「集中力」と「忍耐力」でカバーできないわけではない、、と思うのです。

弾けない部分のメカニカルな部分を補う強化トレーニングを、弾けない部分にぶち当たるたびにやっていけばいいのだ!

それは「趣味」でやってる大人の生徒だからこその方法なんだろうけど、「正解」は一つではないから、自分が納得した方法でやっていければいいわけだから。

正直なところ、1年も同じ曲が完成しないんじゃ飽きちゃうだろうけど…w

 

一つの曲に向き合っているうちに習得したテクニックが、以前譜読み段階で弾けなかった曲の中で応用が効き、簡単にこなせるようになっていることがあります。

単に、弾ける曲が増えた!というよりも、そういう部分で自分の成長を感じることが多いです。

 

しかし、「完成」ってどこをどうとってなし得たとするのか…?

ショパンのワルツ64-1、64-2は先生から「OK」をもらっているけれど、私としてはまだまだ…って思っています。

弾き込んでいくほどに課題が見つかるような気がして、「完成」には程遠い。

まぁ、全ての曲においてそうなっちゃうけども。。。

 

ちなみに、上記の二曲のレッスンを受けた当時は、全音のショパンアルバムを買いました。

ワルツは64-3も含めて三部作で通しで楽しみたいので、ワルツ集も欲しい。(残念ながら、ショパンアルバムには64-3は入ってないのです…)

ショパン以外でも、楽譜はピースで買うことはほとんどなくて、「○○集」のようなものを購入してます。

馴染みのない曲も、今の時代は有名曲じゃなくても誰かが演奏した音源をすぐに探すことができるので、助かっています。

 

あ!みんな知ってるかもしれないけど、一つ裏技を。

ヘンレとか、輸入物の楽譜はAmazonで「洋書」版を買うと若干安くなります。(なぜか、パデレフスキはあんまり値段が変わらない)

検索バーのカテゴリーを「洋書」にして、「henle」とか打てば出てきます。

和書で購入すると結構高いので、私はそうやって節約してます。

楽譜はお安く手に入る時代とはいえ、幾つも揃えるとなると馬鹿にならないもんね。

例えばだけど…ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版は6264円ですが(7/16現在)

洋書版の Klaviersonaten 1 だと4754円(7/16現在)という…!!

まぁ、ベートーベンのソナタに関しては、私は春秋社版で買いましたけどww(先生の生徒さんが使っていたのを目撃したので)

 

 

余談ですが

先生に、物理的にピアノの練習ができない時はどうしたらいいか、を尋ねたことがあります。(出張や旅行などで)

で、答えは「弾けない時は、聴く」という答えが返ってきました。

ひたすら、練習中の曲を聴く。その作曲家の曲を聴く。

それを聞いてから、安心して旅行に出かけることができるようになりましたw(違うって?w)

 

同じ曲何度も聴き、様々なピアニストの演奏を聴き比べることで、見えてくるものがあります。

10時間越えの飛行機での移動中に、目を瞑って延々と聴いていると、ふと情景が浮かんできたり。(寝ぼけてるだけだったりしてね)

いろんな発見があって、面白いです。

そう言った経験をしてみて、逆に「弾けない」時間も必要なんだなー!と実感しました。

やっぱり、音楽をやるのに、現代は恵まれた時代だよなぁ。

 

 

レパートリー作戦の詳細としては…

ショパンの「雨だれプレリュード」(譜読み中)とサティの「Je te veux」「ワルツバレエ」(どちらも暗譜〜仕上げ中)を練習しているので、いつになくパリモードになってますw

あと、フランス曲だとドビュッシーの「アラベスク1番」と「月の光」は、今年中にどちらか1曲は完成させたい。

でも、ちょっとフランスに偏りすぎだなぁ。

 

ベートーベンの「悲愴ソナタ第3楽章」は、実は前々回の曲決めの時に先生から提案があったのですが、当時はもう一つ提案してもらったモーツァルトの「きらきら星変奏曲」を選んだので保留になってました。

当時の段階でできるだろうと判断して提案してくれたはずなので、、自主練しようかと思うんですけど、悲愴だと第2楽章を先にやりたい気持ちもあります。。w

とりあえず楽譜を見て、他の曲も含めて譜読みしてから考えようかな。