ピアノ中級者が独学で上を目指すために読んだ本まとめ

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※YANEURA BEYAの本棚というページで紹介していたものを移動しました。

 

ピアノ独学者にオススメしたい本

私はピアノ弾きで、クラシックが好きなので、音楽系の本はわりかし読みたがりです。

ネットにも有益な情報はたくさん転がっていますが…特にメソッド系はプロの方がまとめてくれた書物はやはり深みが違うなぁと実感します。

なんで早く買わなかったんだろう?って思うことも多いですよねw

 

ピアノ弾きだけでなくとも、作家研究などに使えるものもリンクを貼っておきます。

新潮文庫の「カラー版作曲家の生涯シリーズ」は入門としてとっつきやすいのに、内容充実していて、偏ってなくて、年譜や作品表などもあって、持ち歩きにも便利でオススメ。

kindle版も作って欲しいなぁ。音楽家によるコラムもとても良き!

まだ全種類コンプリートしてないのですが、追い追い揃えていきます。

 

 

メソッド系の本3冊

『若いピアニストへの手紙―技術をみがき作品を深く理解するために 』

 

「若いピアニスト」と書いてありますが、若くなくてもオススメですw

レビューやネットを見ると、大人の再開者も購入してるみたいで評判が良いです。

私も大人になってからピアノを再開したので、理論的な部分からも自主的に勉強していこうと思って購入しました。

私が購入した時は新品がなくて、書き込みのあるものを入手したのですが、最近Amazonをチェックしたら新品入荷してました。

教わったままに感覚で弾いていた部分など、もやっとしていた「なぜ」の部分を補強してくれるので、大人の頭で理解しやすいです。

 

ジャン・ファシナ/江原郊子 音楽之友社 2004年09月
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『ピアニストへの基礎―ピアノの詩人になるために 』

内容紹介:Amazonより

フランスの生んだ世紀のピアニスト・コルトーの高弟として偉大な足跡を残した名女流タリアフェロが完成した奇跡のテクニック―詩的香気あふれる、イメージへの基本をわかりやすく解説する。

 

基礎的なところ(弾く前の姿勢やストレッチ、脱力の方法)から、具体的な強化方法(綺麗な音を出すためのトレーニング)まで網羅されていて、使っていることばも専門的すぎず初心者でも理解しやすいです。

 

田村安佐子 筑摩書房 1990年08月
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『ピアノと向きあう 芸術的個性を育むために』

内容紹介:Amazonより

あなたの個性が自然に音楽になる演奏を目指して。 ピアノを弾く人、ピアノの先生。練習方法や教え方はさまざまですが、確実に押さえておきたいポイントがたくさんあります。 ピアノを弾く自然な手の形、基礎のトレーニング、チェルニーやブルクミュラーの使い方、曲を仕上げるための隠し味、困ったときのQ&Aなど、あらゆるヒントが満載。 自分のメトーデを確立し、独自のスタイルを温め磨くための本格的レッスン。

演奏は弾き手の人間性そのものです。あるコンクールでは、要項に3つの採点項目が当時書かれてあり、それは「演奏技術の能力」「音楽的な構成」「芸術家としての個性」でした。……特に3つ目の「芸術家としての個性」は、単なる個性のみならず、成熟した芸術家としての独自の演奏スタイル、とも言い換えられるものです。もちろん作曲家の指示や時代様式を無視して構わない、ということではありません。プロに限らずアマチュアであっても、また子供であっても「独自のスタイル」を大切に温め磨くこと。たとえ技術が不充分であったとしても、作曲家たちの言葉である楽譜を通じて、弾き手の人間性が豊かに表れた演奏にこそ聴き手は惹かれ、享受するものです。「あとがき」より

目から鱗がボロボロ落ちた本です。

独学者のバイブルです。質疑応答が親目線のものもあるので、お子さんが本格的に学んでいる親御さんにもいいかもしれない。

基本の姿勢についてはもちろんのこと…、アーティキュレーションの読解(作曲家によっても違うんだね!)、音の出し方のバリエーション(計算して一つ一つの音を出していたとは…)とその音の出し方を詳しく解説(手首のスナップを使うとか、腕全体を振り下ろす、とか)と盛りだくさん。

さらに、メンタル面とかピアノの練習以外のことに関しても、著者の演奏経験に基づくノウハウを惜しみなく紹介してます。優しく真面目で、ピアノと真摯に向き合っているお人柄が伝わってきます。

 

奧千絵子 春秋社 2010年11月
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作家研究に役立つかもな本

『モーツァルト』

作品紹介:Amazonより

ひとたびモーツァルトの音楽の美しさにとりつかれると、二度とその魅力からのがれることはできない。限りないやさしさと慰めに満ちたモーツァルトの音楽こそは、神が人間に与えた贈り物である。―多数の貴重な写真を駆使して、稀有の天才35年の生涯をたどったオリジナル・カラー文庫。年譜、作品表、および第一線の音楽家によるモーツァルトへのオマージュ12編を付す。

ピアノの発表会でモーツァルトを久々に弾くことになったので、作曲家を知るために購入しました。

生い立ち、生活、音楽についてなどを読んでいく傍、オーストリアの街並み写真、絵画がカラーで見られるのも嬉しいです。

しっかりまとまっている上に、映画かドラマを見ているかのように、つらつらと流れるように読み進めました。

これ一冊でも充分なほどモーツァルトについて知ることができますが、その後ウィーンのモーツァルトハウスも訪れ、映画『アマデウス』も観て、私なりの「モーツァルト像」はできてはいるものの、彼自身が残した文章をまとめた『モーツァルトの手紙ーその生涯のロマン』も読んでみたいと思いました。

専門家が考察し、まとめたものを読むことは勉強になりますが、実際に書いた文章から感じるもの、見えてくるものって、また違ってくるような気がするのです。

モーツアルトに関しては色々書きたくなってしまいますがこのくらいにしておきますww

 

田辺秀樹 新潮社 1984年10月
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『ベートーヴェン』


作品紹介:Amazonより

18世紀の古典派様式を受けつぎ、それを至高の極みにまで発展させたベートーヴェン。その偉大な音楽が後世の人びとに与えた影響ははかり知れない。――最新の研究成果をふまえて作品生成のあとをたどり、偉大な精神の遍歴に光をあてたオリジナル・カラー文庫。年譜、作品表のほかに、小倉朗、小林研一郎、岩崎淑ら第一線で活躍する音楽家による“ベートーヴェン頌”を収録。

ウィーンでベートーヴェンの住んでいたアパート(パスクァラティハウス)を訪ねた後、一度ちゃんと伝記的なものを読んでおこうと思って、買いました。

また説明が重複しちゃうのだけど、図版や写真などがオールカラーなのですよ。ドイツのボンなど、ベートーベンにゆかりのある街並み、肖像画など、見ていて飽きません。

作曲家の生活や、交友関係、どの曲がどういった経緯で書かれたものか、などさらっとオールマイティに知ることができてよかった。

また何度でも読み直したい。

 

平野昭 新潮社 1985年12月
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『ショパン』

作品紹介:Amazonより

ショパンはいかにして自分の〈音〉を発見したか。彼にとって協奏曲・練習曲・ノクチュルヌ・マズルカなどはどのような意味を持っていたか。ジョルジュ・サンドとの愛を破局に追いやったものは何か。―ロマン波音楽の流れの中でもひときわ異彩を放つショパンの芸術の本質と人間像をさまざまな角度から照らし出す。年譜、作品表のほか、三善晃、中村紘子等6人のコラムを収録。

 

これはあれです、またもやショパンを弾くことになって、お勉強のために買いました。

何これ美術館?っていうくらいカラーの写真、図版など資料が多いです。なので、読んでいて楽しいし飽きない。文庫なのがもったいないくらい。いや、文庫だからこそ持ち歩けるからなぁ。でも、もし単行本があったら買いたいです。

ジョルジュ・サンドについては先入観的なイメージがあったので、ちゃんと知ることができてよかった。(余談ですが、パリのロマン主義美術館にはサンドの遺品があるので興味のある人は寄ってみるといいかも)

ショパンに関しては、ピアノの先生の家には『『ショパン』(作曲家・人と作品シリーズ)小坂裕子』があったので、もしかしたらオススメ本かもしれませんのでそちらもチェックしてみてください。と言いつつ、私もカートに入れてきた!

追記:後日読みましたので、またの機会に感想を書きます。

 

小坂 裕子 音楽之友社 2004年04月
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遠山一行 新潮社 1988年07月
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あとは、実際に交流のあった人が語っているという『改訂版 パリのヴィルトゥオーゾたち ショパンとリストの時代』も気になってます。

 

ヴィルヘルム・フォン・レンツ/中野真帆子 ハンナ 2016年04月
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「カラー版作曲家の生涯シリーズ」は他には、バッハブラームスもあります。まだ読んでないですが、レビューを見るとどれも安定の高評価なので、いずれ読みます!(買った)

追記:後日読みました。感想はまたの機会に。

 

『卵のように軽やかに サティによるサティ』

作品紹介:Amazonより

音楽史から常にはみ出た異端者として扱われてきたサティとは何者? 時にユーモラス、時にシニカルなエッセイ・詩を精選。

エリック・サティ本人が書いたエッセイ、詩を集めたものです。

挿絵として使われているのも、サティが書いたもの。几帳面に描かれたイラストは、「飛行機」などその時代の人が知らないものもあるとか…音楽のみならず私生活も不思議でいっぱい。戯曲も収録されてます。

この本を手にしたきっかけは、やっぱりピアノで弾くことになったからですw

サティはまぎれもない天才。音楽における新しい「発明」を試みていたんですねぇ。

サティって現代的で、我々は普通に受け入れちゃうんですけど、19世紀終わり〜20世紀初頭の人なんですよね。それでこの感覚!?ってたまに我にかえって驚くのですw

 

エリック・サティ/秋山邦晴 筑摩書房 2014年11月10日頃
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サティについては、中古しかないのですが、こちらの本も読みました。

『エリック・サティ』

作品紹介:Amazonより「出版社のコメント」から

エリック・サティは、19世紀末から20世紀の前半にかけてめざましい開花をみせたフランス近代音楽の流れのなかで特異な位置を占めた存在であった。『ジムノペディ』や『グノシエンヌ』といった感性ゆたかで比類なきピアノ曲は大衆に愛され、コクトーの台本とピカソの舞台装置と衣装によるバレエ『パラード』ではスキャンダラスな成功を収める。その仕事は死ぬ直前まで専門家の同僚たちから冷笑の対象だったにもかかわらず、サティは生涯自らの内なるものを音で表現することを決してやめなかった。死後、サティの作品は再評価をうけ、のちにジョン・ケージをはじめ国際的な前衛運動から最も尊敬されるフランスの音楽家となる。

本書は、こういった生涯をたどりながらも、サティの像を歴史の流れのなかで捉えるというやり方から離れ、サティの作品を作曲年代順に丹念に分析し、サティに対する評価の微妙なかげりと再評価された賛仰の念との間の横ゆれとでもいったものを、当時の資料に照らしあわせながら、この音楽家の生涯と創造の真実を改めて掘り起こしている。

こちらは、専門家による分析。音楽的な話もありますが、彼の人柄を知るエピソードもあります。

にわかにサティーブームが起こった折に、出版社に楽譜を出さないかと持ちかけられ、『犬のためのぶよぶよした前奏曲』を作ったが断られ、リトライした際には『犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲』を作って持っていったというエピソードが好きですww

以前Bunkamuraで開催された『エリック・サティ展』ではコクトー、ピカソとの共作『パラード』がなんと映像で見ることができてw 本文の中に出てくる「みんなが爆笑した馬」は確かに私も爆笑でしたww

 

アンヌ・レエ/村松潔 白水社 2004年06月
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それから、厳密には「本」ではありませんが、サティ自筆の楽譜をコピーしたものが安価で売っているのでこれはオススメ。和訳では『スポーツと気晴らし』で親しまれている、『Twenty Short Pieces for Piano (Sports et Divertissements) 』。私は楽譜はサティ集を持っているので、観賞用に買いました。

 

 

 

いかんせん読みたい本がkindleになかったり、単行本だけだったり、お高かったり、在庫がなかったりとなかなか手が出ないことも多いですが、これから徐々に増やしていきたいなぁと思ってます!

 

また書き足します。