自己肯定感の低さと、癒し。

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私は、自己肯定感が低い。

 

そのことに今までそれほど意識していなかったのだけど、はっきりと自分の観念に染み付いた言葉を見つけた。

「わたしは、ないがしろにされて当然の存在だ」と。

 

最近、セルフヒーリングを行っていて、いくつかのブロックを癒した。

そのブロックのしたから出て来たもので、自分でも驚いている。

だけど、自分が対人関係で陥るいくつかのトラブルやネガティブな感情を見て行くと、そのブロックが大きく影響していることがわかった。

自分の行動や感情に辻褄が合うのだ。

 

いじめられるようになったのも、根底に上記の観念があったからで、

「いじめられても仕方がないのだ」と受け入れてしまっていた。

普通の人から見たら「正気ではない」状態だけど、それが平常運転になっていた。

結婚後にうつ病になったのも、モラハラ夫の言動と必要以上に自分を責める思考回路が重なったからであろう。

他、小さなことにも思い当たる節がある。

 

根本的な原因は、トラウマを持つほとんどの人がそうであるように、幼少期の家庭環境にある。

両親がそれぞれ育った環境も良いとはいえず、子育ての仕方をわからなかったのだろう。

今、私は大人だからそれを「理解」できるけれど、子供の時はできない。

子供は、自分が中心で客観性を持たないから、全ての出来事の原因を自分に見出す。

 

自分よりももっとしんどい経験をした人は沢山いるのは知っている。

だけど、その時の自分、子供の時の自分は、その世界でただ一人、苦しんでいた。

それを、わかってあげないといけない。

 

もしセルフヒーリング中で、ブロックを見つけた人で、それでも「他の人の方が辛かったはず」という慰め方をするのはオススメしない。

 

自己肯定感が低い人というのは、自分を責める方向に持って行ってしまうから、悲劇のヒロインとしての自分に酔っているのではないか…とか自分なんかまだまだだ…自分は甘いからこのくらいで…と感じてしまう人も多い。

そして、「批判されてしまうかも」なポイントを見逃さず先回りして自衛してしまう。(そうすると、根深いところまで到達できない)

「大人」に求められる客観性とも言えるけど、別にそこまで気にする必要もないことまで、気にしてしまうこともある。

 

だけど、子供の時の傷は、子供の時のまま、「大人の事情」なんて理解できないまま、残っている。

自分中心で構わないから、自分はどう感じたのか、周りにどうして欲しかったのか、ちゃんと子供の感情レベルで、抑圧されたものを吐き出さなければいけない。

実際に本人に言う必要はなくて(言えるといいけど、言って後悔してしまう人も多いから、無理しなくていい)、「自覚」が大事。

なかったことにしている自分と、傷ついた自分が和解すること。

感情を追体験する必要もないが(感情が出てくることの方が多い)、頭だけで理解したつもりだと、癒しにはならない。

 

それと、星占い(占星術、ホロスコープ)などの命術系の占いによって癒しを求めている人は、気をつけた方がいいことがある。

あなたの性格や辛い体験は星に出てますからね、とか言われちゃうとね、そりゃ仕方ないね、とその先に進まなくなる恐れがある。

これでいいんだよね、仕方ないんだよね、って納得材料にしてしまうことがある。

堂々巡りになってしまうことがある。

 

癒しと慰めは違う。

慰めは心地よすぎる上に、中毒になりやすいし、根本解決になっていない。

癒しは、傷を認めないと先に進めない。

方法は何を使うにしても、その覚悟がないとヒーリングは進まない。

 

だから、ブロック外したぞー!とスッキリしたのもつかの間、また新たなる強敵が現れたりするのだ。

癒しの段階が進めば進むほどに、大きくて深い傷に再会し、向き合うことになるのですなぁ。。